受診について

当科は完全予約制です。医療機関等からの依頼・紹介を基に、専門的な治療を行っています。（患者さまからの予約はできません）

受診後の流れ

　ここでは、一般的な外照射の場合を例に、受診後の流れをご紹介します。

　主治医からの紹介をもとに、受診予約をお取りしています。

　問診、診察、事前の検査結果（画像検査など）をもとに、放射線治療の適応があるかどうかを判断し、最適な治療方法を選択しています。

　まず、放射線治療の目的、方法、副作用（有害事象）について担当医からご説明します。次に、治療用のCTを撮影します。CT撮影の際に、身体に線を描いたり、固定具を作成することがあります。

　CTを用いて、放射線治療のプログラムを作成します（治療計画）。治療開始は後日になります（治療の内容や方法によって、プログラミングに必要な日数は変わります）。

　当院では平日に1日に１回、患部に放射線を当てていきます(1日2回のこともあります)。治療回数は、1〜50回と患者さんの治療部位や病状により異なります。例えば40回の治療であれば治療期間は約8週間になります。

　通常の外照射では、1回の放射線治療にかかる時間は10-15分程度、放射線が実際にでている時間は数分程度です。照射中（治療中）に痛みを伴うことはありません。治療期間中は、放射線治療の効果や影響を見るために定期的に診察を行います。

放射線治療は身体の負担が小さいため、多くの患者様は外来通院にて治療を行うことができます。病状やほかの治療法（抗がん剤など）との組み合わせによって、入院で治療を行う方もいます。

　当ホームページにおいて、患者様からの個別のご相談や受診予約は承っておりません。
　直接お問い合わせいただいた場合、内容にかかわらず、一切お返事させていただくことはができません。主治医の先生を通じてご相談いただくか、当院のセカンドオピニオンシステムをご利用ください。

　すべての悪性腫瘍を対象にして、セカンドオピニオンも受けております。本院の意見あるいは放射線治療科の意見や見解を聞きたい場合は、現在かかっている主治医の先生にお願いして、セカンドオピニオンをお申し込みください。